ニューヨークの国連会議に出席している際に発生したクーデター以来、海外生活をしていたタクシン元首相が本日タイに帰ってきました。 クーデターが発生した際には、日本のメディアの論調は「住民の支持を失った独裁的なタクシン政権を、住民の支持をうけた軍がクーデターをおこした」的でした。 が、タイに住んで、タイ人と接している人間なら、「タクシン元首相が圧倒的な住民の支持、特に『非大学卒』の支持を受けている」ことは日頃の生活で明らかです。 確かに、多くの公務員や大学生、実業界など、社会のエリート層の多くは反タクシンでしたが、庶民の多くは以前からも、今もタクシン元首相を支持する人が圧倒的に多いのです。(南部を除く) (筆者の周りの複数の大卒タイ人は、「地方の教養の無いタイ人がタクシンを支持している」との傲慢な意見を言っていました。 「数は少なくても『正しい方向』に導くのが真の民主主義だ」とも言っていました。 少なくとも筆者は、「教養の無い人間」に強いシンパシーを感じます。 自分は、「教養がなくて良かったなあ」と心から思うのでした。 今回の親タクシン勝利の選挙結果は、当然の結果ともいえるのです。 筆者は、タイに政治に関して、特定の政党や政治家を支持を表明することは避けていますが、少なくとも「住民の支持をうけている」タクシン首相の帰国は非常に喜ばしいことです。 タイの発展を期待する人間の一人として、クーデターは非常に残念な事件でしたが、今回のタクシン元首相の帰国で、タイも政治的にも成熟していくのを期待したいと思っています。 ああ、でもクーデターのあった夜は長い夜だったなあ。 クーデターの日の翌日に重要な大きな会議があったために、その対応に追われました。 今から思えば、懐かしいできごとです。 参考; タイのクーデター;とりあえずの総括 タイのクーデター;ちょっと戻って3月の新聞記事
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日本の国会で、何の案件だったか忘れたが与党の採決に反対して社会党などが「牛歩戦術」なるももをとりました。採決の箱に投票札を入れるのに、ゆっくりゆっくり時間をかけて入れるのです。 これだけ、「効率化」が言われている時代に、ただ遅らせて反対の意を強調させるためだけにこんな猿芝居が行われるということは、筆者的には驚愕でした。白けた思いで見ていた人も多かったのではないでしょうか? その後社会党はどんどん衰退していきましたが、その根っこには、そのような行動をとることに対する不信感もあったのではないかという気がします。 ところで、昨夜の憲法裁判所の判決は、なんと午後に始まり最終的にタイラックタイ党の判決がでたのは、なんと深夜です。それまで、延々と判決理由の説明をしていました。うちの職場のタイ人も最初は熱心にテレビを見ていたのですが、そのうち仕事にもどり、そのうち家に帰ったりメシ会に行くものまで。すっかり間延びしてしまいました。 タイラックタイ党有罪の場合は、抗議運動やそれに関連した騒乱も危惧されていたのですが。。。。。関係者は、すっかり間延びして疲れたのではないでしょうか? タイの間延びさせて、疲れさせて、騒乱を起こささない。タイ人のしたたかさを見た思いです。 そういえば、普通のタイ人もいつも間延び戦術を使っているなあ。 会議では、反対があっても反対せず、それでいて実行もせず、間延びさせてほとぼりが冷めるのを待つ。そんな高度な戦術をよく使っています。 タイ人は働かない! と嘆いているあなた。 それは、タイ人が怠け者なのではなく、あなたより1枚上手の戦術なのです。 はあっ〜!
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昨夜深夜、タイラックタイ党(愛国党)に解散命令と幹部の5年間の被選挙権剥奪の憲法裁判所の判断がでました。 「革命政権下」での判断で前政権与党(タクシン元首相派)に対して、ある意味予想通りです。 が、タイラックタイ党への庶民層の支持は依然としてすごいものがあり、国民の反発は大きいのは当然です。 国際社会も当面は静観なのでしょうが、タイの民主主義への信用がどんどんおちていくようで残念です。 はやく、正常化して欲しいものです。
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バンコクが緊迫! の続報です。現在、18:30の情報では、民主党は解散命令がだされませんでした。タクシン元首相系のタイラックタイ党はまだ結果がでていません。 今のところバンコクは平穏とのことですが、、、 現政権側は当然タイラックタイ党を解散させたい。しかし、今でも多くの支持を集めるタイラックタイ党を解散させると現政権への圧力は強まってしまう。 どう落ち着くのか、、、、予断を許しません。 なお、国王がこの件に関して混乱に対する懸念を表明していますが、いったいどうしろろいうのか意味が読み取れません。 筆者のような凡人には意味はわかりませんが、国王のメッセージが憲法裁判所に対する具体的な指示である可能性があるような気がしています。その場合は、混乱はあまり生じないような気がしますが。(国王が裁判所に指示をだすなど、本来はできないが、タイならありえそう) いずれにしろ、今晩夜半にタイラックタイ党の解党命令がでるかどうか決まるようです。 状況の注視が必要です。 なお、解党命令がでた場合に、5年間の被選挙権が剥離されますが、それがどの範囲までなのか(党役員なのか、国会議員全員なのか、党員全員なのか(それはないと思うが)情報が入り乱れています。いずれにしろ、あと数時間で判明します)
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明日30日に二大政党の解散命令の憲法裁判所の判断がなされます。確か午後1時だったと思います。 解散命令がなされると、タイ第1党のタイラック党、第2党の民主党(昨年のクーデター後に議会が解散していますので、厳密には「第1党 だった、第2党 だった」が正しい)が消滅し関係議員は当面選挙への立候補もできないことになります。 そうすると12月に予定されている総選挙では、クーデター前の殆どの議員は与党野党を問わず立候補できないことになり、「そんな選挙が意味があるのか?」との非難にさらされます。一方でタクシン元首相の率いていたタイラック党の人気は根強く(というより、庶民層を中心に最近人気がどんどん盛り上がっているような気がします)、『普通』に選挙をしたらタクシン元首相派のタイラック党が勝ってしまいます。折角クーデターまでしてタクシン元首相を追い落とした現政権側としては絶対避けたいシナリオです。一方で、これ以上の混乱も避けたいという判断も当然あると思います。 タイでは憲法裁判所の独立性などあってないようなものなので(以前、タクシン元首相の財産隠しに関しても、政治的配慮でシロの判断を下したのも憲法裁判所です。お手伝いさんに巨額のお金を移したことが「普通でない」と非難されましたが、どう考えてもクロとしか思いようがありません) 最も、理詰めでは理解できないタイ政治ですので、どう転ぶかはわかりません。 話を戻ります。明日30日に反クーデター系団体が大規模な集会を要諦しており、クーデターの噂もあります。また、軍には待機命令が出されていつ何があっても対応できるような体制になっているようです。 知り合いの公務員からは、 「未確認情報だが、明日は緊急の休日になる」との話もありました。 何もないと思いますが(希望的観測でそう思いたいですが)、バンコクが緊迫してきました。 しばらく状況には注意を払わねば!
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軍と警察、住民は支持はどちらを支持? 関係で思い出したことをひとつ。 タイで車を運転中に人身事故に巻き込まれたことがあります。 バイクが 左から追い越しをかけ、勝手に筆者の車のフェンダーミラーにひっかっかって吹っ飛んでいったのです。 バイクは2人乗りで、運転してたのは若い兄ちゃん。後部座席は若い女の子です。吹っ飛んでいくのがはっきり見えました。 あっちゃあ! 男の方は意識を失っていました。女の子の方は意識があり、はって男の方に駆け寄ります。そして、体をゆするのです。 「動かすな」と叫ぶのですが止めません。 そのうち、男の意識が回復しました。 とにかく、2人を車に乗せ近くの病院に運びました。 幸い怪我は二人ともたいしたことがなかったのですが、、、 病院で診断を受けながら警察と保険会社に電話をしようとしました。 そうすると、「警察に電話をしないでくれ」というのです。 「かって、友人が事故にあったときに、警察にいろいろ絡まれてろくなことがなかった、警察に関わるとろくなことがない。」とのことです。 警察に知らせないと筆者の方もリスクがあるので、「どうしても警察に関わりたくない」と涙を流しながら言うのでかわいそうになり、結局示談にしました。「事故の全責任はバイクにあるが、筆者が見舞金として約2万円をわたす。バイク側は将来後遺症等が発生しても一切の責任を筆者に問わない」という文書を作成し、かつその文書で問題ないか知り合いの警察に個人的に電話で確認してお互いサインを行いました。 警察と保険会社を呼んでいれば、その2万円も支払わずにすんだのですが、「庶民が警察を信用できない」ことがとってもかわいそうになって示談としてしまいました。 軍が庶民にどれほど信頼されているかは正確には知りませんが、警察は「市民の警察」とは程遠いのだなあ、警察を信用できない庶民はつらいなあと思った事件でした。
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先月18日、19日南部でかなり大規模な連続爆破事件がありました。 南部分離独立派(によるものと思われる)犯行です。 南部の治安問題はタクシン前政権の失政のように思わていたりしますが、実は何十年も前から爆発事件は波はあるもののある程度日常的にあることです。 マレー半島のクラ地峡(マレー半島が一番狭くなっている場所)に運河を掘り、マレー海峡を迂回するルートが検討され、中止一因は、運河をつくることにより、運河以南の独立運動が盛んになるとの危惧があったようです。真偽の方はわかりませんが、いずれにしろ南部問題は以前からタイの抱える問題です。 それが、政治問題と絡められることに、さらに複雑さが増しています。 ただ、バンコクにいると南部問題は遠い他の場所の問題でした。 昨年末のバンコクの連続爆破事件までは。 現在、南部の爆破事件がバンコクに飛び火するのではないかとの噂があります。日本大使館他大使館では「噂」の存在を自国民に伝えています。 このような憶測・デマ・(もじかしたら本当?)は以前からありました。 タイはそのような噂社会ともいえます。 一方で、年末の同時爆破事件以降、「デマ」と言い切るわけにもいかず、さまざまな形で噂がでているのが現状です。 ただ、爆発といっても、「手榴弾程度」であり、インドネシアやイラク、中東のなどの爆発とは次元が違うのが実際です。万が一爆発したとしても、被害にあう確立は「交通事故にあうより遥かに確立が低い」というのも事実です。 知り合いのタイ軍人の話によると、軍では各コミュニティレベルまではいり、爆破事件の犯人探しをしているようです。 「それは警察の仕事じゃないのか?」と聞くと、 「警察は住民に嫌われているから、住民が協力しないのでコミュニティの操作ができない。住民の支持を受けている軍ならできる」 とのことです。 やっぱり、政治問題化している、、、、、 ヤレヤレ!!
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1月3日に、 爆弾に関する噂が飛び交っています を書きましたが、その後も引き続きデマが飛び交っています。 一昨日には、「クーデターが発生した」「戒厳令がひかれた」などとの情報が飛び交い、その度に確認に忙殺されています。 (軍の移動があったようで、それを見た人が「クーデター」と思ったとのことがきっかけだそうです) 結論は、すべてデマです。 携帯電話のメール(メッセージ)が普及して、誰かのデマが、あっとゆまに友達の友達のようなチェーンメールとなっているようです。 携帯電話(=情報端末)の普及で、あっという間に情報が伝わる(広がる)のですが、その逆の効果がでている感じです。 怖いのは、オオカミ少年状態で、感覚がマヒしてしまうこと。
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3月時点での反タクシン運動について、要約された日本語記事バンコク週報; |