住民に裨益する開発援助のアプローチ 3;住民へのダイレクトエンパワーメント

地方の農民に裨益する援助はどのような援助か?

自分の考えるもっとも効率のよい手法は住民への直接のアプローチ(エンパワーメントアプローチ)です。

「政府機関へのアプローチ」、「政府機関へのアプローチ+普及活動」は、「上から下へのアプローチ」、いわば「政府中心のアプローチ」です。

それに対して、エンパワーメントアプローチは「まず農民ありき」の「農民中心」のアプローチです。

前者が、「地方の農民を弱き保護される必要があるもの」の考えかたにたっているのに対して、後者は「きっかけさえ与えれば、農民は自分たちで自分たちの生活を良くする力があるんだ」そのような考え方です。
後者の利点をここでは、いくつかのみあげます。

・当事者(農民)を対象とすることにより、ニーズに合致したプロジェクトとすることができる。
・当事者のコミットメントの強さは、非当事者(公務員など)のそれよりはるかに強い
・この点、多くの人が「農民は無知」と誤解していますが、実ははるか昔から、農民は生きてきたのです。地方の農民は知識と実績があるのです。ただ、新しい栽培技術や経済・社会情勢のグローバル化への対応については確かに不足しているのでしょう。それらは、「学べばよい」だけのことです。

『非当事者がニーズを収拾し、非当事者の弱いコミットメントで現場を知らない「学校の成績は優秀な」技術者が企画したプロジェクト』と

『当事者のニーズに基づき、自分たちの生活がかかている当事者が、現場の知恵を生かして行なうプロジェクト』

どちらがやりやすいか、冷静に考えれば明らかではないですか?
前者は、人・物・金を大量に投入する「モデルにならないモデル」を作ることになる危険性が高いのに対し、後者は、少しお手伝いをするだけでうまくいくのです。

このように書くと、
「エンパワーメントプロジェクトで裨益者の数がどのように広がるのか?」との質問を受けます。


↑ ブログランキングに参加中。今日も一押しお願いします。


コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://okui.blog77.fc2.com/tb.php/101-2a9d51e9