住民のニーズとは?

開発援助プロジェクトで、
「住民のニーズを調査する」
って簡単にいわれます。

「PRA手法を用いて住民のニーズを参加型で調査した結果、、、、」などまるで、住民のニーズを調べたいのか、PRA手法を実践したいのか意味不明なレポートも良くみます。

どうも手法論でニーズ調査が行なわれている危惧を感じるのは自分だけでしょうか?

ちょっと待ってください。
住民のニーズってそんなに簡単にわかるものなのでしょうか? 
たとえば、あなたが日本のどこかに住んでいたとします。
ある日誰かアメリカ人でもインドネシア人でも、日本の役人でも良いのですが、あなたの家に来て「あなたのニーズは何ですか?」と問われて、何を話しますか?「あなたの街やコミュニティを良くするワークショップをしますので来て下さい」といわれて行きますか? 「日当1万円出します」と言われたら行くかもしれませんが、本音を話しますか?

もちちろん、調査手法を研究実践している偉い人は、そのような状況の中でアイスブレーキングをしながらうまくニーズを引き出すのだと思います。そのような手法を否定しているわけではありません。
しかし、基本的には「無理がある」のです。
これを忘れてはいけません。

結局、ニーズを知ろうと思えば、「村の暮らしを知り、社会を知り、人を知り、そして人から信頼される」それしかないのです。

そのうえでの各種手法なわけです。決して、手法を勉強したら調査ができるわけではありません。


PS
当たり前の話ですが、住民自身が発言する住民のニーズが本当のニーズと一致しないことはありえます。というより、無意識のニーズをどのように具現化するのかが、開発協力を行なう人に求められると思います。
(でも、その当たり前が行なわれないことも多いような気がしますのあえて、書きました)


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