要請主義 その2

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前回書いた「要請主義 その1」は、当たり前すぎることではないかと思います。
が、今回のその2は、ちょっと変な考えかも?

最近の世の中は、「成果主義」が重要視されています。海外援助の世界でも、「成果」と「その成果をあげるための投入(人・物・金)」をプロジェクト開始前に明確にすることが求められます。

それ自体は当たり前のことです。以前は、「いいことは何でもやりましょう。(→ 目的とする成果に対していいことをやるべき)「結果は重要ではない、プロセスなのだ。(→結果もプロセスも両方大切)」などがまかり通ったこともあると思うのですが。

ところが、その国の政府が重要案件と認識し要請するということは、
『その政府の積極的実施・協力あるいはその政府の十分な投入』
が前提条件として、プロジェクトの求められる成果とそれに必要な投入が決まるということになりがちです。

繰り返すと、『その政府の積極的実施・協力あるいはその政府の十分な投入』が十分でないということは、前提条件が狂うことになるのです。
「狂う可能性が高い前提条件のプロジェクト」は、一般的にはあんまり良くないプロジェクトデザインですよね。 でも、多かれ少なかれそうなっていませんか?

ここで、自分の提案は、『その政府の積極的実施・協力あるいはその政府の十分な投入』を「前提条件」ではなく、「成果」としてプロジェクトデザインすべきではないかということです。

つまり、「プロジェクトを実施した『結果』、その国の政府の認識が高まった」ということであれば、プロジェクトの成功とするのです。

具体的例をあげると、例えば緑化プロジェクトで、政府がトップダウンの植林・育林計画をしているとします。しかし、現場では住民のエンパワーメントによる社会林業のニーズがある。その場合、従来の要請主義では、「政府のトップダウンが基本」「そして、それになんとか住民のエンパワーーメントも考慮した活動とする」ようなプロジェクトになります。 自分の提案は、「住民のエンパワーメントが基本」「そして、プロジェクトの実施を通じて、その国の政府にトップダウンではなく、エンパワーメントの重要性を効果を教育していく」というようなアプローチになります。

面白くないですか? 要請主義を見直すととてもわくわくしませんか?

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