1日1ドルの生活

ミレニアム開発目標(MDGs;Millennium Development Goals)ってしっていますか。国連ミレニアムサミットで採択された開発目標です。
マクロを語る人たちにとってバイブルのようにありがたられています。その中での具体的な目標として、「極度の貧困と飢餓の撲滅」とされています。
そして、ターゲットとして「1日1ドル未満で生活する人口比率を半減させる。」とあります。

では、「1日1ドルの生活」ってどのような生活ですか?

実は驚くことに、ミレニアム開発目標を語る人やマクロを語る人に、この質問をしても明確な答えがもらえることが少ないのです。
最低限必要なカロリーを取得できる生活とかその国や地方により異なるとか、、、、そんな説明はありますが、具体的に説明してくれる人は少ないのです。
NGOなり青年海外協力隊なりで村で働いている人に同じ質問をすると、「1日1ドルの生活はどのような生活か」相当具体的に教えてくれるはずです。

話をがらっと変えます。
日本の国政選挙で、「自分は日本の進む方向を常に考えています。個々の国民の生活は知りませんが、日本が良くなることは国民の生活も良くなることです」という候補者と、「自分は、国民の生活を知り、国民がどのようなニーズがあるのか知り、それを国政に生かすようにします」という候補者とどちらに一票を入れますか?普通に考えれば後者ですよね。利益誘導型の候補者となってしまうかもしれませんが。
一般庶民にとっては、一般庶民の気持ちがわかってくれる人を信用したいと思います。

自分は1日1ドルの生活がどのような生活か、正直言って知りません。タイならなんとかある程度想像はできますが、他の国では全く推測以外の何者でもありません。であれば、「1日1ドルで生活している人に聞くのです」「1日1ドルで生活している人の生活を知るのです」それを無くして「1日1ドルの生活」を語ることなどできません。

開発でも同じことです。「1日1ドル」の生活を知らない人が「1日1ドルの生活をする人を減らす」というのはギャグかと思います。

現場でいる人は、自分が現場で見聞きしたことが、間違いなく事実なのです。マクロのみを語る人に誤魔化されないよう注意をしてください。

私の任国は

アフリカの最貧国の一つですが、1日1ドルではどうにか食べていけるという状況です。どうにか食べていける状況というのは他に生産的な活動に従事できない状況なので、1ドル以下の生活は日本国憲法でいうところの文化的な生活はおくれないし、尊厳のある生き方もできません。
[ 2006/11/10 01:48 ] [ 編集 ]

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