タイ人のことはタイ人が一番知っている?

「タイ人のことはタイ人が知っている」
、、、もっともらしい意見です。
こう言ってしまえば、誰も反論できないように思えます。

確かに、ある村での生活は、その村の住民が一番の専門家でしょう。
障害者については障害者が一番の専門家です。

ある青年海外協力隊員の業務発表会に出席するチャンスがありました。

その協力隊員は、タイ政府の地方での住民サービス機関に配属になりました。が、その配属先職員は、タイの社会福祉制度、住民サービス制度についてあまり知らず、また関心もなかったようです。
試行錯誤の結果、まず第一ステップとして、住民に直接働きかける活動を行ない、住民の状況・ニーズをある程度把握したのち、関連NGOやサービス機関とのネットワークや配属先の巻き込みを図り、最終的に、「住民グループ形成の機運」「ネットワーク構築の機運」「配属先政府機関の意識付け」が達成できたとのことです。

素晴らしい活動で、まさに青年海外協力隊の醍醐味だと思いました。

、、、前フリがまたまたながくなりました。
面白かったのは、その報告会に出席していたタイ政府の本局職員の反応です。
「タイ政府では、各種住民サービス制度、社会福祉制度が整備されていて、現場はそのような情報を持つ公務員が配置されているはずである。なぜ、現場がそのような状況であったのか理解に苦しむ」

この本局公務員の言っていることが事実で協力隊員が配置された場所がたまたま例外的にひどい場所だったのか、それとも本局職員の理解が不十分だったのか?

確かにタイのことはタイ人が知っています。
しかし、「タイ人がタイのことをすべて知っている」ことではありません。むしろ、タイの社会では情報・制度に課題があるので、青年海外協力隊員は、机の上で情報を入手しにくい(タイ語が読めないから)から、現実を見るため、むしろ正しい姿を見やすい面があると思います。

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