タイの伝統劇;ギウとリケー

タイでは、今でもコミュニティで伝統劇が演じられます。
リケー(タイ音楽劇)やギウ(中国音楽劇)が代表的なものです。


両方ともいくつか劇団があり、ちょっとした屋外の空き地を使って演劇がされます。
リケー(Likay)は題材は伝統の物ですが現代風にアレンジされ、さらにおちょくりや喜劇の要素がある。言葉はタイ語。
興行費用は興行主により支払われる場合と、劇団により行われる場合があるようである。バンコクで行われる物は作者の知る限り劇団による自主興行で、観客の寄付によりなりたつ。(が、寄付は多くはないようである)
 
なお、劇団は家族が主になり、役者は世襲制が多いようである。また、大学や専門学校の芸術学科では役者の育成を行っているようである。
が、興行は経済的に厳しく衰退を続けているようだ。


ギウは、華僑がコミュニティ単位に劇団をよび、1年の感謝の奉納をする。言葉も中国語(潮州)である。費用はコミュニティにより支出される。(コミュニティメンバーの寄付により運営)
もっとも、最近は中国コミュニティも衰退の一歩で、特に若い世代の中国の伝統行事への興味は薄く、複数のコミュニティが合同で行ったりしているようだ。
大学等では役者の育成を行っておらず、劇団がどのように運営されているか不明。

(注1)作者は、リケーやギウに関する十分な知識を持たずに書いています。断片的に収集した情報をもとに書いていますので、間違い等あれば指摘をお願いします。

(注2)タイの華僑は、ほぼ間違いなく潮州人で、使われる言語も潮州語である。

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ギウの一場面。完全に中国風。言語も中国語。


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屋外のちょっとした空き地で上演される。観客は決して多くない。劇団員は10人ほど。全員が役者兼雑用まで行う。現場で宿泊し、完全に自己完結型で興行される。逞しいなあ。



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「天」の祭壇。 この正面でギウが奉納される。


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祭壇の前で、名前を書いた木札を投げて、天の意思を伺い翌年の人事を決定する。人事を「天の意思」とすることにより争いを避けているのか?

確かに滅多にみかけません。
今までバンコクで見たことがあるのは、ギウが、パクナム市場付近(厳密にはサムットプラカン県ですが)、と今回の写真のバンラック付近です。リケーは、クロントイ付近で2回見たことがあります。

地方に行けばまだ見れるとのことですが、スケジュール表などがあるわけではないので、、、、
運が良ければ見れるというところでしょうか。

そいえば、以前はお葬式やお坊さんになる得度式に屋外映画や出し物がありましたが、最近はあまり見かけなくなりました。残念です。
[ 2006/12/09 11:52 ] [ 編集 ]

面白いですね~

バンコクに何年か住んでいましたが、このような催しものがあるとは知りませんでした。たまに地方に出かけると、簡易サーカスのような舞台が設定されているのを見たことはありますが、中華系のこのような劇の上演は知りませんでした。なかなか興味深いお話ですね。チャイナタウンを初めとする旧正月のお祭り(獅子舞など)は見かけましたが。。。東南アジアにおける華人の歴史と影響、その伝統・アイディンティーの維持など、改めて興味深いテーマだと思います。
[ 2006/12/05 03:29 ] [ 編集 ]

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