箱モノで、新聞・雑誌・風呂無料!


図書館はいらない! その理由

の続きです。

「箱モノ」という言葉があります。

図書館をはじめ何とかホール、何とか会館、リゾート施設とか、、、、行政が作る大きな施設をそういいます。

バブルの時代にはそういう箱モノが多く作られ、その借金の返済や維持管理費に悩んでいる地方自治体も多いと聞きます。

それがゆえ一般的には箱モノに関する風当たりは厳しいと思います。


以前紹介した「県庁の星」という映画も無駄な箱モノが1つのテーマになっています。 

ちなみに、ここでいう箱モノとは、あくまで実需に見合わない設備を、特に公的機関が作るモノです。

筆者は、箱モノは基本的には嫌いです。

筆者は個人的には巨大建設物そのものは好きです。
今までにも、

最後のバンコク都心の巨大再開発事業
馬車道の北仲通プロジェクト
おすすめ;世界の高層ビルデーターベース
都心回帰

などなどで、巨大建築物に関する記事を書いて来ました。
でもそのような建物はあくまで実需に基づく、しかも民間の事業です。
いわゆる箱モノとは違います。

筆者が、決定的に箱モノ嫌いになったのは、やはり実体験に基づいています。

実は、筆者の実家では新聞購読料も雑誌購読料もお風呂代金も必要ないのです。

というのは、筆者の実家は筆者の子供の頃は山あいの十数件の集落でした。それが、新都心計画(といっても地方都市のなかの新都心)で、周りの山がすべて切り開かれて、突然(地方都市ながら)新都心のどまんなかになってしまったのです。そして、家から数分の距離に市民プラザなるものが建設されました。ホールや図書館などからなる複合施設ですが、老人のお風呂や談話室まであります。

そんなわけで、うちの両親は図書館で新聞や雑誌を読み、風呂に入ることが可能となったわけです。 すべて無料です。


うちの両親は今まで山あいの不便な場所に住んでいたのに、突然とっても便利なところになって喜んでいるのですが、、、

考えて見れば、図書館で新聞や雑誌を読んでメリットがあるのは、一部の近所の人だけです。わざわざ、新聞を読みに時間やバス代をかけて遠くまで行く人はいませんよね。お風呂のメリットも近所の人だけです。

うちの両親がなぜ特別便宜を受けることができるのか? 市民プラザの建設・維持管理には莫大な税金が投入されているのに、メリットがあるのは一部の人だけ。
それはただ単に、「近い」ということだけでメリットがあるが、それ以外の人には殆どメリットがありません。

住んでいる場所に依存する不公平な施設にしか思えないのです。

そんな市民プラザが無くても困る人は殆どいない。
であれば、そのような箱モノを作るお金をコミュニティにおけるソフトにお金をかける方がよっぽど平等だと思いませんか?

でも、なぜ役人は箱モノが好きなのだろう?

開発途上国でも役人は箱モノが好きのような気がします。


[ 2007/05/17 02:06 ] その他:その他 | TB(0) | CM(0)

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