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青年海外協力隊員への手紙 その3;JICAとのつきあい方

青年海外協力隊は、各国からの要請に基づいてボランティを派遣する事業です。いわば、各国の要望と海外でボランティアをしたいという人とのマッチング事業、いわば出会い系支援事業がJICAの青年海外協力隊事業です。
つまり、「出会いまではJICAがお世話します。その後は、配属先と協力隊と自由にお話ください。」というのが、JICAの公式な立場です。決して協力隊員はJICAの被雇用者ではありません。

といいつつ、スムーズな活動をするためには、JICAは一定の支援もするわけです。なにより、戦略的に活動に適した配属先を探すのが何よりの隊員支援であることは前回書いたとおりです。


しかし、協力隊員は現実に現地で多くの困難に直面するわけです。その際に、残念なことに、「JICAのサポートが不十分」「派遣前調査が不十分」とJICAを非難する協力隊員も多いのも事実です。
(自分が協力隊員のときがそうでした。。。苦笑)

「現地の人とうまくいきません」、「職場の上司とうまくいきません」などといえば、「現地の人とのつきあいは簡単ではない。それをうまくやるのが協力隊活動」と言われてしまうとグウの音もでません。だから、仕事がうまくいかない理由を「JICAの問題」とすることで自分を正当化しようとする意識が無意識に働くのかもしれませんね。



前置きが長くなりましたが、長い目で見て協力隊をよりよくしていくためには、現役の協力隊員のJICAへの働きかけが重要なのです。

でも、「JICAと協力隊員の距離」があると考えている人も多いと思います。
でも、ある意味、JICAと協力隊員には距離があって当然です。JICA職員は事務所で働いています。協力隊員のように日々現場にいるわけではありません。そして、JICA職員は日々事務仕事その他に追われています。現場のことに気をかける時間的・精神的余裕は少ないでしょう。
協力隊員の方から積極的に情報を発信していかないと、待っているだけではだめでしょう。

もちろん「JICAと隊員の距離」は少ない方が良いに決まっていますし、日頃から報告や正式なアポをとっての面談の他にフリーディスカッションや食事、懇親会等を通じたコミュニケーションなどを行う方がより理解できやすいに決まっています。しかし、現実問題として、JICA職員が忙しい中そのような密な連絡をするのは、相当無理があります。無理なものをリスエストしてもあまり建設的なことにはなりません。


なにが言いたいかといえば、そのような制限の中で、協力隊員の方からJICAとの距離を縮める努力を期待したいということです。


一部の隊員の中には、「私の言いたいことを察して欲しい」「やさしく話し掛けて欲しい」「自分の活動が(配属先が)どうか、(隊員が報告しなくても)判ってほしい」「各種申請書の書き方を教えて欲しい(申請書のフォームの内容がわからないのではなく、どのように申請するのか教えて欲しい)」「協力隊員の立場で考えて欲しい(それは、JICAが心がけた方が確かに良いかもしれないが、通常はあくまで事務所員はJICAの立場で考えるに決まっている」等の意見を言う人もいるように思います。

そのような人は、「JICAと対応な立場にある協力隊員」ではなく、「JICAに保護される弱い人」の立場に自分をおいており、極論をいえば、協力隊員として相応しくないかもしれません。
(現地の人に対して、「私の言いたいことを察して欲しい」「やさしく話し掛けて欲しい」などとは絶対に言わないですよね。)


「JICAと隊員の意識のギャップ」を考えるとき、甘えと、改善すべき点とを混同しないよう注意する必要があると思います。

つまり、限られた時間のなかで「事務所と隊員の距離を縮めること」を
より効率的に行うこと、そしてその努力が(JICAが努力するのと同じように)協力隊員も努力をする必要があります。もっといえば、忙しいJICA職員などの努力に期待せずに、協力隊員側が大人になって努力するのが現実的だと思います。


ところで、協力隊仕組みの素晴らしいことの一つはこの、協力隊員報告書のシステムにあると思います。あなたの書いた文章があなたの名前で必ず事務所長、事務局長その他の人のところまで行くのですよ。一般にも公開されるのですよ。一般企業で(大企業で)あなたの書いた報告書が社長のところに行きますか? 

読んでもらえるかどうか、どの程度真面目に読んでもらえるかは、隊員
の腕次第です。また、そのようなシステムなので隊員のメッセージをJICA担当者が見逃しても、次長や所長が見つけるかもしれませんし、本部の職員が気づくかもしれませんし、一般公開されているので、他の人が気づくかもしれません。(例えば、事務所、事務局への提言も、途中で消されずに必ず事務所長、事務局長に行くのです)このシステムを利用しない手はありません。

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