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開発プロジェクトとサスティナビリティ(自立発展性)

青年海外協力隊/シニア海外ボランティアのNGOなどへの派遣 に関して京王線さんから再度メッセージをもらいました。

NGOに投資してもNGOは資金源をなくすと消えてしまう。しかし、政府はいつでも存在して人々に奉仕しなければならない役割を担い、政府はなくなることがないという前提も存在していると思います。

でも、私の任地はしょっちゅう役人が辞めたり、大臣が変わっているので、コミュニティーに力を入れるという風に変わっていくのがスジなんでしょうが、国際機関やドナーの多くはフィールドに行きたくないですからね、、、(皮肉っぽいが事実と思う)。


ところで、リアルの京王線さん!、今はどこにいるのですか?
アフリカ? 日本? 中米? 先日メールをしたら返ってきてしまいました。

歳は筆者の方がはるかにくっているが、現場での開発援助経験は筆者より遙かに長い京王線さんに釈迦に説法かもしれませんが、

援助・開発プロジェクトというのは、特定の目的の為に特定の期間実施するものです。たとえば、「東京オリンピック招致プロジェクト」(そんなものがあるのかどうか知らないが)は、2016年のオリンピックを招致するために、人・モノ・金が投入されています。招致決定(あるいは失敗)後には組織も人も金も解散されるはずです。

>NGOは資金源をなくすと消えてしまう。しかし、政府はいつでも存在して人々に奉仕しなければならない役割を担い、

というのは、厳密には正確ではありません。NGOの事業は「プロジェクト」であるがためにプロジェクトが終了すると解散するものが多い。でも、たとえば「奨学金プロジェクト」のように長い年月継続的に実施されるモノも多いのです。
政府は、たとえば「福祉サービスの提供」などのように継続的に提供されるものも多いのだが、一方でモデル地区でのパイロットプロジェクトのように「期間限定のプロジェクト」もあります。

海外の援助機関・人・NGOが関われるのは、現実的には「期間限定のプロジェクト」であることがほとんどだと思われるのですが、「期間限定のプロジェクト」は期間が終了すると解散するのが当然です。
このあたり、勘違いしている人も多いのです。
たとえば、青年海外協力隊が相手国のカウンターパートと一緒に仕事をするのは一種の「2年間のプロジェクト」といえます。「隊員が実施した業務を隊員が帰国後も相手国のカウンターパートと一緒にしなければならない」との脅迫観念を持つ人がなぜかすごく多い気がします。

ただし、プロジェクトの目標が「何々が継続されて実施される体制が作られる」ことは求められます。それを「サスティナビリティ(自立発展性)と呼びます。



繰り返しますが、「協力隊員が実施したことを協力隊員が帰国後も引き続き継続される」こととサスティナビリティ(自立発展性)は無関係なのです。

そして、そのサスティナビリティの確保の為に、政府機関にアプローチするやりかた、NGOを活用するやりかた、そして住民にアプローチするやりかたなど様々なアプローチがあるのです。
(もちろん、すべてにアプローチするのですが、どこにフォーカスするかがポイントです)

筆者がこのブログで一貫して主張しているのはエンパワーメントアプローチ(=住民へのアプローチ)です。そして、それをやりやすいのはNGOなどでの勤務だということです。

京王線さん、うまく説明できないのですが、筆者のいわんとすることがわかりますか?




政府のキャパビル

>特に政府のキャパビルに力を入れているドナーは、

たとえばミャンマー政府のキャパビルがミャンマー国民の為になるのか?

今の○○国のキャパビルがその国の国民の為になるのか、○○省のキャパビルが良いのか? それは将来にしかわかりませんよね。
ちょうど先ほど京王線さんとは別のアフリカ方面の人からもらったメールで「公務員は「仕事はある。そこそこの収入もある」のに相当だらけている例が多いように思いますが、これは逆に「努力をしても待遇(給与)はそれ程変わらないという【安定】がやる気(生き甲斐)を削ぐ方向で作用して」いるような気がします」と書いていました。
「役人が異動しない」としてもそのような人のキャパビルには自ずと限界がありますよね。

政府役人;異動の可能性高い
住民;異動の可能性低い(特に貧困者・障害者などは低い)

政府役人;やる気が低い(やる気を出す手法が限られる)
住民;(自分自身の生活が変わる可能性があるとわかると)やる気がでる可能性が高い

だれがどう考えても、すべての開発プロジェクトにエンパワーメントアプローチの考え方を取り入れない手はないと思うのですが。
[ 2007/10/08 02:02 ] [ 編集 ]

桜木町さん

人を持ち上げるのが上手い!!
プロジェクトの目的にもよるのでしょうが、目標が達成すればプロジェクトは終わりで消滅するのもというのもありますね。

でもそういうプロジェクトであっても、プロジェクトを通して、それに関わった人間がノウハウを覚え、キャパを拡げ、今後の自分達でシステムを作っていったり、維持したりしていく力をつけるわけです。特に政府のキャパビルに力を入れているドナーは、政府の役人だと、永遠に政府の役人職に就いているという間違った前提の上に計画を立てていると思うわけです。
[ 2007/10/03 01:02 ] [ 編集 ]

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