『J』の危機

ちょっと古くなるのだが、自民党総裁選での麻生太郎総裁候補の秋葉原での演説の話です。
タイと日本では時差があるので、ニュースがはいってくるのに時間がかかる。
衛星放送では、スポーツなどは数秒遅れで放送されているし、日本の朝7時のニュースはタイの7時半に放送されている。なんと日本時間の9時半だ。もっとも、日本の7時はタイの5時なので、たとえ同時に放送しても誰も見ないということもあるかもしれない。
いずれにしろ、2時間半の遅れは致命的で、その後筆者の脳にはいってくるまでに一ヶ月くらいかかる。いや、耳にはすぐはいってくるようだが、脳に届くまでに時間がかかるようだ。
どうも、タイは暑いからという説が有力だが。


いずれにしろ、麻生さんの秋葉原での演説です。

「若者文化に理解のあるとされる麻生さん」が、
「『J』がアジアの若者に大人気!」
日本は、みんなが思っているよりもっと元気なんだ、そしてさらに元気にしよう!

というような主旨だった(ような)気がします。間違っていたらごめんなさい。

『J』つまりジャパニーズのJ-POP(Jポップス)、J-Drama(Jドラマ)、J-FASHION(Jファッション)、J-Cartoon(アニメ、コミック)etc がアジアで大人気! とのこと。


確かにバンコクでも、日本のファッション雑誌がそのまま、あるいはコピーあるいは再編集され多く売られているし、日本の流行への注目度は高い。
「日本のアニメやコミックを読んでいない若者はいない」と、断言できるほどポピュラー。しかもありとあらゆる分野にいたり、ラブコメディやスポーツものだけでなく、「沈黙の艦隊」など社会モノまで。さすがに「なにわ金融道」はまだないが。
キティやこげぱんなど日本のキャラクターの人気も根強く、日本のモノやアイドルは、「おしゃれでかわいい」、タイ語でいうと「キクアノネ」という評価はすっかりかたまっています。
日本のトレンディドラマはタイの一般放送で放送され、二カ国語放送で日本語でもみれたりする。

でも、実はその『J』神話はタイでは急速に崩れてきています。

ドラマや映画は、完全に『K』つまり韓国が圧倒しています。もう日本とは比較できないほど。アイドルも韓国や台湾が完全に主流だし。キャラクターも韓国が進出してきています。
アニメやファッションはまだ日本優位が続いているようですが、、、、

もはや、「『J』がアジアの若者に大人気!」

などといえません。
完全に『K』韓国や『T』台湾の人気が席巻しています。

麻生さんの発言主旨に付け加えるのならば、

せっかく作ってきた『J』ブランドが崩壊しかかっています!
いま、日本は全力をあげてアジアで『J』ブランドを普及しないと、日本の将来は暗いと思うのです。


でも、ゲーム、アニメ業界って一段下に見られているような気がします。
「文化的に見える」ものが高尚で「退廃的にみえる」ものが下品などという発想。
アジアで主流のその業界を下に見ている風潮が日本をダメにしていると思うのです。

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