こぞうの季節

日本という国は、敗者に厳しい国だと思います。

高校に行かなければ、「中卒」というレッテルで生きていかねばならないし、高校を中退すればもう取り返しのつかない雰囲気があります。高校を卒業して就職して、働きながら大学に行くってとっても難しいのが現状です。

高校→大学→就職ってレールに乗らない人は、「社会のオチコボレ」とされがちで、かつ一旦オチこぼれると復帰はとても難しい。
働いても働いても楽になれないワーキングプアの大きな問題は、収入が少ないことではなく、将来の展望が見えないことなのだと思います。

ところが、ここタイでは選択肢がいろいろあるのです。
非公式教育局が行う非公式教育(コーソーノー)で働きながら高卒資格をとることが可能です。
高卒資格をとれば、スコタイタマティラート大学(放送大学)やラムカムヘン大学(オープン大学)で無試験で学士課程の勉強をすることができます。大学にあまり登校しなくても自宅で勉強できるのです。貧乏な家庭で育っても、病気などで若いときの教育を受けることができなくても、勉強のやり直しができる国です。
タイのとってもすすんでいる一面です。

で、(そのような非公式とはいえ)非公式教育(コーソーノー)からスコタイ/ラムカムヘン大学というメジャーなコースとは別に、貧しい子供達にとって勉強を受けることができるチャンスがもう一つあります。

それは、寺院で小僧になること。
お寺で修行をすると、衣食住および教育が保障されるのです。
小さな子供が家族から離れて小僧をしている様子をみると、胸を打たれたりするのでした。


ところが、そういう小僧ではなく、4月の夏休みに修行をする制度がタイにあります。
日本でいえば林間学校的なのりか? 庶民から比較的裕福な家庭の子供が夏休み中に1週間程度お寺で修行をするのです。


こそう2
こぞうの入場! 周りでは家族がカメラを持って待ちかまえている。


こぞう1
修行開始式。お坊さんから説教を受けます。


でも、タイの子供は甘やかされているので、両親からはなれる1週間はとっても厳しい体験でしょう。



朝のタンブン(托鉢の食べ物などのお布施)にも、こぞうさんが来ます。
なかなかかわいいのでした。

夏休みは早起きしてタンブンしよう!


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