スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

実現するか? 羽田空港・成田空港連絡鉄道バイパス新線

成田・羽田空港 連絡鉄道

で、8月に成田空港と羽田空港を65分で結ぶ連絡直行鉄道構想について書きました。

2010年開通予定の北総線経由の新スカイライナーが都営浅草線を通じて京急羽田線へと直行するルートです。最短65分で結ぶ計画です。

基本的には既存線(あるいは工事中線)を使うルートであり、その意味では実現性は非常に高い計画です。一番のネックは都営浅草線(泉岳寺・押上間)で快速運転ができないこと。ハード面では、その待避線の整備が中心になります。

この計画のデメリットは、次の2点と考えられます。
(1)都営浅草線、京急線のダイヤを考えると「最短65分」が売りであっても実際は70分以上かかる
(2)日暮里、上野を経由しないバイパス路線には、京成側へのメリットが薄い。

さらに、羽田・成田直通のみでどれほど乗客を確保できるのかも課題です。都営浅草線は都心から微妙にずれている(東銀座、東日本橋など)であり、都心から成田、都心から羽田への乗客増加があまり見込めないのではないかということです。


そんななか、世の中のスピードは本当に素早く動いているのでしょうか、次のような記事がでました。



成田―羽田、鉄道で1時間構想 国交省、都心に新線計画
                              2008年9月7日

 成田、羽田両空港を1時間以内で結ぼうと、国土交通省が09年度から、東京都心に新しい鉄道路線を建設するための調査を本格化させる。世界への窓である成田と、国内網の拠点である羽田の間を移動しやすくし、総合的な交通ネットワークを充実させる狙いだ。ただ建設費は少なくとも3千億円に達する見込みで、実現には課題も多い。
両空港の間は現在、京成電鉄と都営地下鉄浅草線、京浜急行電鉄の相互乗り入れで直通列車が走っており、所要時間は1時間46分。リムジンバスは1時間15分だが、渋滞に巻き込まれる恐れが消えず、時間のめどが立ちにくい。

 京成本線のバイパス機能を持つ成田新高速鉄道(運行は京成)が10年度に開業する予定で、成田(空港第2ビル)―東京都心(日暮里)の所要時間は今より15分短い36分になる。国交省は同線開業を受け、都心を南北に走る都営浅草線の押上―泉岳寺間にバイパス路線を造り、両空港を1時間以内で結びたい考え。東京駅付近への駅の設置も検討する。

 浅草線内は設備上の制約から高速運転が難しい。同線での高速化では、特急が各駅停車を追い抜けるよう部分的に待避線を設ける案もあり、建設費は400億円程度で済むと試算されている。ただ、自民党内に本格的な時間短縮を求める意見もあり、待避線方式よりさらに10分ほど時間を短縮できるというバイパス建設方式に国交省は傾きつつある。

 建設費は京成や京急、東京都、千葉県などと国とで分担する想定だ。建設に向けた調査や関係団体との協議を本格化するため、国交省は関連費用を09年度予算の概算要求に盛り込んだ。2千万円前後とみられる。(山本精作)
http://www.asahi.com/travel/news/TKY200809060225.html



京成押上、京急泉岳寺間に新路線を造って都営浅草線を経由せずに直接京成と京急を接続しようとする構想です。


TKY200809060227.jpg



これにより、成田空港、羽田空港間を1時間を切って接続できることになります。
1時間というのは、心理的な抵抗線としては大きいものがあり、「羽田空港と成田空港を一体的に運用する」うえでの非常に現実感がでてきます。

が、問題はコスト。工事費3000億円が予定されているそうですが、単なる『バイパス』に3000億円をかけて作るほどのメリットはあるのでしょうか?
甘い計画を元に巨額の投資を行うほど日本は資金的余裕がありません。


ところで、このバイパス線が完成すると、

2つのデメリット;
(1)都営浅草線、京急線のダイヤを考えると「最短65分」が売りであっても実際は70分以上かかる
(2)日暮里、上野を経由しないバイパス路線には、京成側へのメリットが薄い。

のうち、(1)は実質的に1時間を切るルートとなりデメリットは非常に薄れます。
但し、(2)についてはやはりデメリットとして残ります。

京成のデメリットを補う方法としては、バイパスルートを押上・泉岳寺間ではなく、上野・泉岳寺間(あるいは日暮里・泉岳寺間)とする方法が考えられます。そうすることにより主要ターミナル駅から事実上の延伸となります。
(朝日新聞では「押上・泉岳寺間」となっているが、、、、)


その上で、朝日新聞にも
東京駅付近への駅の設置も検討する。

とありますが、『バイパス新線 東京駅』を設置するのです。

そのようにすれば、

京成側のメリット;
新線が東京駅に直通することにより沿線価値の著しい向上になる。
(さらに、新橋、品川のビジネス街まで直通)


※バイパスルートを「泉岳寺・新橋・東京・(秋葉原)・上野・日暮里」と勝手に想定
なお、京成側が飲めるのであれば「泉岳寺・新橋・東京・押上」でも構わないと思っています。
いずれにしろ、「東京駅直結」は必須か?

京急側のメリット;
京急はJRの京浜東北線・東海道線・横須賀線と熾烈な競争をしているが、特に品川から東京よりで東海道線・横須賀線に速度面で大きく劣っている。東北縦貫線ができるとさらに劣勢となるのが予想される。が、この新バイパス線により品川から新橋、東京への高速アクセスが可能となる。

鉄道利用者のメリット;
都心から各空港へのアクセスが向上。特に東京駅から1本で羽田、成田両空港に行けることは大きなメリット。新幹線からの乗り継ぎも便利。
また、秋葉原駅を設置することにより、総武線からの乗り継ぎも便利となり京葉線(東京駅)との接続とも相まって千葉県の多くの人にもメリットがあります。

アジアなど海外の乗客のメリット;
成田・羽田間の空港乗り継ぎが、(外国人に利用しやすい)鉄道で1時間以内で行える。

と良いことずくめです。


問題は、「3000億円出す価値」があるか? です。

京成電鉄が出す。京急も出す。東京都も出す(東京駅から両空港へのアクセス向上によるメリット)。神奈川県も出す。(川崎・横浜方面から都心・成田へのアクセス向上)、国も出す(成田・羽田一帯運用による国際競争力強化)。であれば、案外現実的なのかも?



参考記事; 羽田空港の国際化;利用者の視点から




[ 2008/09/12 12:23 ] その他:その他 | TB(2) | CM(1)

今のままでよい。金を他にまわせ。
[ 2010/06/09 23:14 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://okui.blog77.fc2.com/tb.php/563-85ce4d66


成田ー羽田1時間構想に思う

写真:両空港アクセス鉄道で重要な役割を果たす都営浅草線5300系 成田―羽田、鉄道で1時間構想 国交省、都心に新線計画@asahi.com9/7より  成田、羽田両空港を1時間以内で結ぼうと、国土交通省が09年度から、東京都心に新しい鉄道路線を建設するための調査を本...
[2008/09/20 22:41] URL ぶらざーてぃのblog

国土交通省、羽田~成田連絡鉄道で都心に新線建設検討

asahi.com(朝日新聞社):成田―羽田、鉄道で1時間構想 国交省、都心に新線計画 - トラベル
[2008/09/21 06:26] URL kqtrain.net(blog)















上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。