イスラム教徒の村の謎

東北・関東大震災では、あまりの被害の大きさに呆然として、、、
仕事の能率もあまりあがりません!

(仕事の能率が悪いのは、震災と関係なかったかもしれない)


なお多大な困難に直面している被災者には心からお見舞いを申し上げたいし、危険な過酷な環境で支援にあたっている人には感謝と敬意を払っています。

タイに住んでいて、今回「良かった」と思うのは、
多くのタイ人からお悔やみ、お見舞いや優しいことばをかけられ、
祈ってもらえ、さらに多くの義援金を寄付してもらえていることです。

タイ人の優しさ、暖かさにふれ、タイは本当に「豊かな国」なんだと再認識しました。

チャリティコンサート、チャリティマラソンなどもそうですし、
「3万円募金した」「2万円募金した」との話をタイ人から聞くと、
「なぜそんなに大きな金額を日本のために募金するのか?」追及したくなります。

(逆に、自分が他の国のためにそんなに募金するだろうか?)

日雇い労働者など弱い立場の人が、

「寄付しといたから」と言っているのを聞くと、

「あなた、ちゃんと貯金しとき!」

と言いたくなります。

なぜ、タイ人がここまで日本支援に盛り上がっているのか、不思議ですらあります。

こんなすばらしいタイと関われていることに幸せを感じるこのごろです。




で、気持ちを無理矢理切り替えて、

今回は、このブログの一番の原点に戻った記事を書こうと思います。


そう、「このブログの想定する読者」の一番上に書いている

「外国人観光客のいない穴場、マイナーな場所、日本人のいないレストランなどに興味のある人」

です。



今までも、
廃墟萌え
実にレトロなノンボンデン市場
巨大木造精米工場(100年市場)
タイ最古の映画館の内部

など、絶対にガイドブックには載っていない穴場! 

というよりは、 変わり者だけが興味を示す! 

と言う場所を紹介してきました。


今回も、このブログらしく、

思いっきりマイナーに攻めます。


今回紹介する場所は、バンコクから南西に120kmの海沿いの村です。
シャム湾沿いで、漁業や塩田で生計を立てている村です。



DSC05159_R.jpg
小さな漁船が海に近い川沿い並んでいる。


DSC05157_R.jpg
塩田と塩を保管する塩小屋です。


で、この付近には実は、イスラム教徒(ムスリム)の村が、仏教徒のタイ人の村に混じって点在します。



タイは、「仏教国」と言われますが、実はイスラム教徒は結構多く、人口の5%ほどをしめます。
南部だけでは、なくバンコクを中心にタイ中部には結構イスラム教徒の村が多いのです。

参考;バンコクの細道;其の壱

普段私がつきあうタイ人は殆どが仏教徒。
そしてイスラム教徒への偏見や差別的発言をそういう人から聞くことが多いのです。

『鶴瓶の家族に乾杯』的タイ旅行 をあちこちで、するのですが、「このあたりにイスラム教徒の村がある?」と仏教徒に聞くと、あまり好い顔をしない。



#でも、実は日本人の方がイスラム教徒への偏見が強いかもしれない。
 パキスタン人は、人が良い人が多く、私にとって住みたい国の1つですが、
 パキスタンといえば「みんなイスラム過激派」と思っている日本人は多い気がする。
 (以前の私がそうでした)


でも、逆にタイのイスラム教徒の村に行くと、差別的な発言を聞くことはまずない。
「人類みな兄弟」的なアットホームなのがイスラムの村です。


で、今回紹介するのは、海沿いにある漁業の村ペチャブリ県(Petchaburi;เพชรบุรี)タンボン バンクンサイ(Baan Khunsai;บางขุนไทร) バンケーク村(BaanKaek;บ้านแขก)です。

基本的には貧しい漁村なのですが、なんと家々がタイ様式なのです。

繰り返します。 タイ様式です。  

ここはイスラム教徒の村なのですよ。



DSC05173_R.jpg
庶民的なコミュニティに隣接してモスクが見えます。




DSC05166_R.jpg
家々がこんな風にタイ様式なのです。屋根の形も独特です。
古いタイ様式の家が、こんなにあのるって、実はタイであまり見かけません。
(チーク材でできており、修理にもお金がかかるようです)


DSC05181_R.jpg
タイ様式の家に住むお婆さん。魚の仕分けをしていました。


DSC05196_R.jpg
チャリンコで元気に走るイスラム教徒の子供たち。


イスラム教とタイ様式の不思議なミスマッチ
のコミュニティをぶらぶらする、とても楽しい村です。



#推測だが、イスラム教徒は差別や偏見の中で生きていくために、外形をタイの文化習慣にあわせたのではないかと思っている。家の形をタイ様式にし、タイに同化しているようにみせかけて、実はしぶとくイスラム教の文化習慣を守ってきたのだと思う。(さくらぎちょう説です。信じないように!)


その仮説を裏付ける写真のがこちらです。

DSC05208_R.jpg
これが何に見えますか?
実は、この近くのターレン(Tharaen;ท่าแร้ง)というタンボンのイスラム教徒の村にあったモスクです。
どことなくタイ寺院風ではないですか?
特に左側の鐘楼に注目してください。完全にタイにある中国の影響をうえた鐘楼です。



DSC05206_R.jpg
これが、そのモスクの建て替えられた今の姿です。
場所が若干変わっていますが、右側に見える鐘楼だけは残されました。

やはり、モスクも外形を目立たないようにして建てられれたのだと思います。




DSC05214_R.jpg
モスクの内部です。

#内部に入るときは必ず断ってから入ってください。
 モスクによっては、異教徒が内部に入るのを好まない場所もあります。


DSC05204_R.jpg
タイ様式の屋根の向こうに見えるモスクです。



DSC05219_R.jpg
村の長老と学校のイスラム学校の先生です。

手前にある本はアラビア語で書かれたコーランです。
教師はもちろん、この長老も子供のころからイスラム学校で学んだためアラビア語が読めます。

#アラビア語が読めないイスラム教徒もタイには多いのだが、、、





行き方;バンコクから車で約2時間


ペッブリ地図_R
バンコクの西南約120km  ペッブリ県の海添いです。


ペッブリ地図拡大_R
こちらが、拡大図です。

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[ 2011/04/26 22:05 ] [ 編集 ]

行ってみたい!

パキスタン人は良い人が多いというのに同意。
横浜でもカレー屋さん以外にも、重労働の港湾労働とか工事とかされているし、
パキスタンの隣国である中国を旅行中、よく親切にしていただいたのを思い出します。
アジアでもアフリカでも、イスラム教徒は全般的に非常に、
社会的弱者、女性、子供などにやさしいです。

今回のブログを読んで
さくらぎちょうさんより、更に更にマイナーな
TN乳がん患者向けブログを書いている私も
被災した方々をできる限り応援しつつ、
やっぱりぶれずにオタクな情報を書いて行こうと思いました。
ありがとうございます。
[ 2011/03/26 13:16 ] [ 編集 ]

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