チュラロンコン大学百景シリーズです。
前回に新入生歓迎(ラップ・ノン・マイ)について書いたので、そうすると次は、当然ながら「卒業式」!
タイの大学の卒業式といえば、
卒業生全員が『直接』卒業証書を、王室から受け取るため、卒業式は卒業の翌年にあります。
王室と日程調整しなければならないためです。
学生達は、予行練習、謝恩会、写真撮影などを経て、本番の卒業式に臨みます。
(「学生」といっても、すでに社会人となっているのですが)
今日は、チュラロンコン大学では、経済学部、会計学部の卒業式でした。

卒業後の大・大・大写真大会。 親戚、友人などがカメラマンをすることも多いのですが、
「専属カメラマン」を雇うケースも多くあります。
セミプロカメラマンにとって、卒業式は欠かせないアルバイトの機会です。

クラスメートとの写真大会!
タイのドラマを見ていると、「学生時代の回想シーン」で卒業式の集合写真が出てくることが多くあります。
普通の大卒タイ人にとって、みなが共感を感じるシーンなのでしょう。

大学の前には、プレゼントの売店が登場。ちなみに、大学だけではなく高校の卒業式でも売店が登場します。

寄付文化のタイの本領は卒業式でも発揮されます!
卒業した先輩に寄付を求める下級生です。
クラブ活動や学生活動への寄付を求めます。
ちなみに、タイの社会では「大学閥」「大学同期閥」がすさまじく強いと感じています。
#ビジネスでも「同期での融通をしながら、皆のステータスをあげていく」ってスタイルを良く見聞きします。
チュラロンコン大学でも様々なイベントでお金が必要な際には、OBが寄付集めをするようです。
そのようなOB活動の第一歩なのでしょう。
ちなみに、
チュラロンコン大学百景;新入生の制服の掟 を読んだ人は、この寄付を集めている学生が何年生かはもうおわかりですよね。
もちろん、「1年生」です。
我が家の近所の公園でも、よく卒業生の写真撮影会やってますよ。
暑い中ご苦労さんですが、
撮影会やらないと折角の4年間が台無しなのかもしれませんね。
1年生の4人が超真面目そうに見えるのはチュラ大だからですかね???
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