チュラロンコン大学では、建物や敷地の整備の仕方などが『学部ごとにバラバラ』です。
新興大学では、大学全体としての統一感があるのですが、学部毎に伝統があるチュラロンコン大学ならではなのかもしれません。
学食なども学部ごとにあるのですが、システムや雰囲気が学部によって異なります。
雰囲気は学生の雰囲気に影響されているかも?
・経済学部と政治学部は近い場所にあるが、明らかに経済学部の学生(女学生)は美人が多い(「おしゃれ」)
・文学部と工学部も近いが、こちらは天と地ほどの差がある、、、、、
すいません、つい口がすべりました。
すいません、今回は学食の話ではなく、建物の話でした。
そんなわけで、各学部ごとに建物を建てています。
※新校舎建設時には、(タイの例にもれず)普通は寄付を募ります。
ところが、その金額が他の大学よりはるかに多いようです。
チュラロンコン大学卒業生はタイの各分野の有力者なので、多く集まるようです。
普通のパーターンは、「伝統ある建物を象徴的に保存し、別途隣に近代的ビルを建てる」ようなかんじです。
だから、チュラの中をあるくと、歴史的建造物と近代建造物の混在のような、
よく言えば、
「伝統と近代の融合」悪くいえば、
「ごちゃまぜ」です。
※横浜の街づくりにも共通するかも。伝統建造物は部分的に保存しながらも近代建造物が集積します。
私は、このごちゃまぜ、嫌いじゃないけどね。
で、文学部の話です。
文学部はチュラロンコンの伝統学部のひとつです。
歴史的建造物を残しているのですが、その建造物がこれぞ「伝統」です。

こちらは、文学部のメインビルディング。、、、普通です。
ところが、チュラロンコン大学の顔ともいうべき建物群、、、
のうちいくつかは文学部に属します。

左側が「偉大なるチュラロンコン」棟、右側が「偉大なるインドラ」棟です。

「文学部(คณะอักษรศาสตร์)」と書かれています。
ちなみに、チュラロンコン大学は「学部名」も独特です。
そもそも大学名が、他のタイの大学は
「マハウィティアライ(大学;หาวิทยาลัย)」「大学名」の順番で呼称します。
例;マハウィッティアライ タマサート
でも、チュラだけが例外で、
チュラロンコン マハウィティアライ
となります。
いろんな意味で別格なのがチュラロンコン大学のようです。
こちらが、「偉大なるチュラロンコン(มหาจุฬาลงกรณ์)」棟

こちらが、「偉大なるインドラ(มหาวชิราวุธ)」棟。

内部も重厚です。
これらの建物は会議室やホール、研究室などがあります。
つまり歴史的建造物が「普通に」使われています。