『はまれぽ』いや『ばんれぽ』:パヤタイの謎の地下道!



『はまれぽ』いや『ばんれぽ』シリーズです。
過去の『ばんれぽ』はこちら!



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バンコクのここがキニナル!

パヤタイ道路に地下道の入り口のようなものがあります。
「防空壕のあと」とのウワサを聞きましたが本当でしょうか?
キニなります。
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タイに防空壕があったのだろうか?

実は第二次世界大戦の時に空襲に備えて市内各地に防空壕がつくられたようだ。

デゥジット動物園の内部には、今も防空壕跡が保存されているらしい。






パヤタイ道路の謎の地下道も防空壕の跡なのだろうか?



トンネルの場所_R

地下道の場所は、地図上の赤丸のあたりとのこと。
バンコク最大の繁華街、サイアムスクェアから南に1.5kmほどの場所らしい。
周辺にはチュラロンコン大学がある。




自転車_R

早速、BTSサイアム駅に行き、
自転車シェアリング  で紹介したシェアリングシステムで自転車をレンタル。 






DSC09770 (1)_R
難なくそれらしき場所を発見!
確かにトンネルのようだ!




DSC09766 (1)_R
少し離れた場所からみると丁度チュラロンコン大学の門あたりにある。




DSC09763_R.jpg
横から見るとTunnelとの看板が!







DSC09806 (1)_R
丁度トンネルから出てきたガトーンちゃんに聞いてみた。彼女はチアリーダークラブに属していて
今日(取材日は日曜日)は練習のために大学に来たとのこと。
ガトーンちゃんによると、このトンネルは、通称チュラトンネル(Chula Tunnel;อุโมงค์จุฬาฯ)
と呼ばれており、パヤタイ道路を挟む東西のチュラロンコン大学のキャンパスを結ぶそうだ。




この地下道はタイで最初かつ唯一の歩行者用地下道だった!



この地下道は1971年にタイ最初の地下道として完成した。
この場所では交通事故が多発していた。
道路を渡るために、歩道橋は地上5メートル登らなければならなく、
無理して道路を渡ってしまうが、
地下道であれば登り降りの高さが2メートル20センチですむため、
道路を渡る人が少なくなり、交通事故減少に貢献しているとのこと。
(https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2450767268903&set=o.332411810110937&type=1&theater より)



なるほど。
炎天下を歩道橋を渡るのは大変だ。
2メートル20センチの高低差ならそんなに苦にならない。



本当に深さが2メートル20センチか?




深さが2メートル20センチって本当なのだろうか? 
浅すぎないか?


実際に深さを測ってみることにした。


実は私は、測量の技術が多少あるのです。
地下道の深さを測るくらい、なんとかなるだろう。



まずは道具の調達。



DSC09754_R.jpg
まずは、バンコクのどこにでもある道具屋に行く。
店内は狭いのだが、なぜか必要なものは必ず見つかる。
(なぜ何でも見つかるのか? その謎にもそのうち挑みたいと思います)




DSC09752_R.jpg
ほらロープが見つかりました。



DSC09831_R.jpg
巻尺も。



小手調べに地下道の長さを測る





DSC09779_R.jpg
ロープを地下道の奥に結び付けて、



DSC09781_R.jpg
あとは端まで伸ばします。
その後、そのロープの長さを巻尺で図れば、、、38メートル50センチ でした。



すいません、測量の技術は全然関係ありませんでした。

しかも、私は測量の技術があると思い込んでいただけでした。




次の深さを測る


いよいよ深さだ、、、、

でも、もっと簡単に測れることに気付いた。


階段の深さは、計19段

一段あたりの深さを計算すれば、合計の深さは簡単にでてくる。



ところが問題発生!





DSC09785_R.jpg
1段が16センチ


16センチ x 19段 = 3メートル4センチ


あれっ、2メートル20センチでなかったのか?




DSC09790_R.jpg
うわあ、この段は12センチしかない!


「全階段が同じ高さ」と思ったのは、タイでは甘かった!




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仕方ないので、一段ずつヒモで長さを足していって、最後にヒモの長さを測ることにした。




結果、


2メートル80センチ




あれ、2メートル20センチではなかったのか?

60センチはどこに行ったのか?




歩道橋の高さを測ってみる



気持ちを切り替えて、歩道橋の高さも測ることにする。



DSC09812_R.jpg
こちらは比較的簡単に高さを測れる。
上からヒモを垂らしてその長さを測った。


結果、

5メートル60センチ



あれ、

5メートルではなかったのか?




資料と実際の差を考えてみる




表にまとめてみると下記のようになる。
資料の値と今回の実測値に60cmの差があった。

地下道深さ歩道橋高さ
資料2m80cm5m
実測2m20cm5m60cm

今回は、この60cmの差について追及できなかったが、

可能性として次のことが考えららえると思う。

1)当時より60cm地盤沈下し、地下道は60cm深くなり、歩道橋は60cm高くなった
2)当時と今とは、1mと今の1mとは長さが違う
3)私の測定方法が悪かった
4)資料に書かれている長さがいい加減


ぜひ、今後この分野で研究がすすみ、謎が判明されることを期待するのでした。



ただし、いずれにしても、

歩道橋よりも地下道の方が、登り降りるする高さが少ないことが判明した。




自転車にも対応


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階段にはレーンがついている。


DSC09774_R.jpg
こうやって、自転車を押して通ることもできる。





本当に地下道は便利なのか?

歩道橋に比べて本当に利用者にとって便利なのだろうか?
地下道を通りがかった人にインタビューをしてみた。

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チュラロンコン大学の学生のバンク君。
今日は試験勉強のために大学に来たとのこと。みんなと一緒に勉強した方が効率がいいかららしい。
便利だから毎日この地下道を使っているとのこと。



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やはりチュラロンコン大学の学生のリュー君。
アルバイトで塾の講師をしているため大学に来たとのこと。
やはり便利なので毎日この地下道を使っているとのこと。
(チュラロンコン大学周辺の塾事情は、学期休でサイアムスクェアは大賑わい を参照 )


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チュラロンコン大学工学部の学生のパームちゃん。
今日は同級生と一緒にやっているプロジェクト(研究課題)のために大学に来たとのこと。
毎日この地下道を使っているそうです。
「地下道は薄暗くて怖くない?」 と聞いたところ、 「全然怖くない!」とのこと。




DSC09797 (1)_R
会社員のプイさん。チュラロンコン大学の修士課程の入学試験で来たとのこと。
別大学出身だが、地下道は前から知っており、チュラロンコン大学に来たら使っているとのこと。




地下道は便利!

との声ばかり。インタビューをしても同じような答えばかりで面白くない。






しかし、ここで重大な事実が判明!












今までインタビューをしていたのは、地下道を通りがかった人ばかり。

当然ながら地下道に好意的な人ばかりではないか。
反地下道派の人はここにはいないのではないか。

公平を期すためには、歩道橋派の人にも聞いてみなければならない。




この地下道の100メートルほど南には歩道橋がある。




DSC09814_R.jpg
これが100メートルほど南の歩道橋




この歩道橋を通る人に聞いてみた。



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チュラロンコン大学の学生ベルちゃん(左)とアーンちゃん(右)
今日はプロジェクト(研究課題)のために大学に来た。

パヤタイ道路を渡るのに歩道橋と地下道とどちらが好きか聞いたら、
やはり、「地下道が好き」とのこと。
上り下りする高さ・距離が少ないからだって。

それなら、なぜ今日は歩道橋を使ったのか?

「たまたま」だって。

別に地下道が薄暗いとかいうのは関係ないそうだ。





別の人にもインタビュー

DSC09819_R.jpg
ノーイさん(左)と娘のヌーイさん(右)
ノーイさんはホテルのマネージャー、ヌーイは別の大学で日本語選考の学生。
地下道があるのは知っているが、薄暗いしなんとなく危なそう。歩道橋の方がいいよ!
とのこと。 
やはり、地下道は「感覚的に怖い」と思う人もいるようだ。


この他、写真NGだが、別大学の学生でチュラロンコンにMBAの入試を受験に来た女の子も、
「地下道は怖い気がするので歩道橋が良い」とのことだった。






-取材を終えて-

パヤタイ道路にある謎の地下道は、タイ唯一の歩行者用の地下道だった。
非常用電燈も完備して明るい雰囲気で、チュラロンコン大学の学生の日常の通路になっていた。

ただ、タイでは他に地下道がないため慣れていないせいか、
他大学の出身者には「なんとなく地下は怖い」という人もいた。

これからもぜひ安全に管理され、チュラロンコン大学の学生だけでなく、
バンコクっ子の足として定着して欲しいと思います。

しかし、、、、チュラロンコン大学の学生は、、、
「かしこそう」な学生が多いなあ

-終わり-


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