タイ中央平野部の洪水って

チャオプラヤー川の水位上昇によって、タイ中北部、中部の県が軒並み洪水となっています。
カムペンペット、ピッサヌローク、スコタイ、ピジット、ナコンサワン、チャイナート、アユタヤなどなど。

でも、思い出してみれば、これらの地域って昔から洪水って当たり前にあった地域じゃないの? これらの地域は、「浮き稲」の産地です。

ukiine.gif


浮き稲」(タイ名:カオクンナーム)は、水位の上昇に応じて草丈を伸ばし、常に水中から首を出す稲です。「浮き稲」と言っても浮いているわけではなく根は土の中に生えています。タイでは雨期(6月~10月頃)になると1日に1度スコールが降り、その地域の降雨量に加え上流から大河によって大量の水が流下し、水位が徐々に上昇し数mにも達することがあります。「浮き稲」は、水田の水位が上昇しても水没することなく節間伸長し、その草丈は4m以上にもなる自然順応型の稲です。しかし「浮き稲」は、生長に栄養分が使われるため実になる部分が少なく、収量も多くはありません。主に中央部での収穫が大半を占めていますが、「浮き稲」「深水稲」を合わせた面積は全体の約5分の1程度のようです。

http://www.thaiembassy.jp/culture/rice/contents/07.htmlのホームページから、



つまり、昔から毎年洪水があって、それに適応した作物や生活があったってこと。


そういえば、昔住んでいたスコタイでも、毎年確実に洪水がありました。ヨム川の支流沿いに住んでいたのだが、ヨム側の水位があがると支流が逆流をしはじめます。そしてスコタイの郊外がどんどん洪水になって、最後にはスコタイの街が水につかります。それが毎年でした。

だから、家は高床式の家だし、各家には必ず舟があったものです。
鉄砲水だとかは別だけど、ただ単なる水位が上がって街がつかるだけなら毎年の定例事項。むしろ肥沃な土を運んでくれる恵みの洪水の一面すらあったのでは?

自然に合わせた生活をするのではなく、無理矢理自然をコントロールしようとするから被害が広がった、そんな気がするのですが。


注意;
森林伐採で、洪水が起こりやすくなっている、土砂流出が激しい、鉄砲水が出やすい、、、は事実だと思いますが、ここで書いたのは緩やかな洪水についてです。

house.jpg

昔、スコタイで自分が住んでいた家(木造・高床式です)


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