深い深い! タイ映画! I FINE..THANK YOU..LOVE YOU


その昔、タイ北部のスコタイに住んでいたころの話です。

スコタイからとなり町のピサヌロークへの最終バスは夜7時。
仕事が終わって最終バスでピッサヌロークに着くのが夜8時ころ。

チェンマイからからバンコク行きの列車が深夜1時ころにピサヌロークを通るから、
それまでピサヌロークで時間を潰さなくてはならない。

そんなわけで、ピサヌロークで映画を見て時間を潰すのはいつものことでした。

そのころのタイ映画、一言でいえば、

「つまらない」


しょうむないギャグと迫力のないアクション、、、、


#すいません、ショウムないギャグかどうかを判断するタイ能力は私にはありませんでした。


それが、タイのアクション映画のレベルはすごいことになっています。

ジージャー
タイのアクションスターといえば、この人!  ジージャ。 幼さの残るかわしい顔と、アクションの凄さのギャップがすごかった。


#でも、先日テレビで、「タイ映画といえばアクションというイメージが強いと思いますが、実は様々な質の高い映画が作られています」などと言っていた。 
「タイ映画といえばアクションというイメージ」を持っている人って????
「タイ映画はアクション『も』レベル高い」とイメージは私だけでしょうか?

その後、タイ映画も本当に急速に様変わり。
タイ映画から学ぶタイ社会  

で書いた名作カンランパープ(絵の裏側)など、セットはチープだが素晴らしい映画、だったのが、最近はセットも内容も素晴らしい映画が増えてきています。

#でも、ショウムない映画も多いけどね。

このブログでも、
カテゴリー [タイの映画 ]
シリーズで、タイ映画の紹介をすることは多くなってきました。



今日紹介するのは、



ifine-680x382.jpg

「I FINE THANK YOU ...LOVE YOU」


タイ映画だ!          というどたばたテースト!
タイ映画でここまで来た!  テーマの面白さ!

の融合の不思議な面白い映画でした。


わたし的にはオススメだけど、万人受けする普通のタイラブコメではないですね。
強烈なメッセージ入りの映画です。
 
でも、最初の30分は退屈、イライラした!
ショウムない面白くもないシモネタ連発。
相手役の男性は、粗忽で乱暴で下品な教養の低いどうしようもない男。


本当に途中で出ようかと思った、、、、ら、途中から俄然面白くなってくる。
基本的には「粗忽で乱暴で下品な教養の低い」男の良さがだんだんわかって恋していくストーリーなのだけど、「金持ちで教養のがあるけど嫌なやつ、貧乏で教養がないけどいいやつ」てな、ありがちなステレオタイプのストーリーではない。

ドタバタに見えながらじっくり味わい深いところが、この映画の凄さです。

#でも、本当にタイ映画は奥が深い。 日本の映画が「わかり易さ」を追求して浅い映画になっているのに対して、タイ映画の深いメッセージ性は光ります。


タイで急速に広がっている「上流階級のフリ」への強烈な警告と私はみました。


ストーリー展開に多少無理があるのはお愛嬌です(笑)


主演女優はアイス、前作の「ATMエラー(わたし的には「ATMエラーック」と訳したい)」で、「ムチャクチャ気の強い、でもかわいい」強烈な女性を演じ気になる女優です。
今回はそのキャラは封印して「教育のある中の上の女性」という普通のキャラ。 そういえば、この監督は「リトルコメディアン」でも、個性的なポーラーを「普通の美人女医」として描いていたし。メート監督の本質はこっちの方かも。
わたし的には相当オススメの映画です。

ちなみに、不粋を承知でこの映画のタイトルを説明すると、
I FINE .... THANK YOU .. LOVE YOU
のI FINE はもちろん"I'm"FINE"をかけています。
・「正しい英語でない」というのが1つの意味
そしてもうひとつは、「ไอ้ควาย(アイファイ)」とかけて「お前は水牛」との意味ですね。 水牛は愚か者だけど実は、、、、の意味!
(ちなみに、これをタイ人に言ったら喧嘩になるので注意してね!)

言葉遊びだけでなく、メッセージも加える、、、、
いいなあこのタイのセンス、
というかメート監督が好きなジョークの気がします。


コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://okui.blog77.fc2.com/tb.php/942-f929ee4c